ラッキー 虐待されていた(?)雑種犬 オス 2016~

 

2016年11月,突然家の前に現れた子です。

 

毎日のように山から出てきては
山へ帰っていくので,
餌付けして保護しました。

 

保護した時,既に体重は19Kg以上。

顔が幼かったから,
生まれてから1年経ってないのでは?
と感じたましたが,実際の年齢は不明。

 

ちょうどミルの友達になってくれる子を
探していたところだったので,

ミルとの相性を見て,
ウチで飼うことになりました。

ミルについてはこちらに詳しく書いています。

https://d-marron.com/miru

 

ラッキーと出会い,
ミルは徐々に変わっていきます。

表情も豊かになり,1年も経たないうちに
少し触れるようになったのです。

犬にとっても友達は大切だと
ラッキーが気づかせてくれました。

 

ラッキーとの出会いから今までをお話しします。

 

山から大きな黒い犬が現れる 餌付けしてミルの友達に

 

2016年11月

ある夜,ミルがけたたましく吠えました。

庭に出てみると,門の外に何かいるようです。

 

暗くてよく見えませんでしたが,
黒い犬のようでした。

しばらくうちの前をウロウロすると,
どこかに消えていきました。

 

それからも,
毎日のようにその犬は現れました。

その度ミルが吠えるので,
私も顔を合わせました。

 

主に夜現れましたが,
明るいうちにもやってきます。

首輪はつけていません。

 

道を挟んで向かいの山から出てきて,
また山へ帰っていくようです。

野犬なのかもしれません。

 

 

その頃ちょうど,
懐かないミルのために
友達ワンコを引き取ろうかと,
保護施設とお話をしているところでした。

 

引き取ろうかと思っていたのは
猫ほどの大きさになる黒い仔犬でした。

ミルが猫のルナにとても興味を示し,
近寄っては鼻を引っ掻かれ,
それでもなお諦めずに
トライしていたからです。

 

ちょっと大きいけど,
この子がもし行き場のない子なら,
ミルとの相性を試してみようか,

そんな気持ちになりました。

 

近寄ると逃げるので,
庭に引き入れるためにまず餌付け。

 

門の前に餌を置くと,
お腹が空いているらしく,食べにきました。

 

餌を食べたら,向かいの山に
帰っていくようでした。

 

それを何日も繰り返し,
少し触れるようになりました。

 

触っても嫌がる子ではないようです。

凶暴な感じもありません。
大きいけど大人しい子のようでした。

 

噛まれることはなさそうなので,
次は首輪をつけることに挑戦。

 

餌を食べた後なでなでし,
首輪をつけようとしました。

何度も逃げられましたが,
遠くには行かず,また戻ってくるので,
その度再挑戦。

 

最後に2度ほど私の手を振り切り,その後

もういっかー

とでもいうように大人しくなったので,
急いで首輪をつけました。

夜中の2時を過ぎていました。

(ご近所の皆様,
夜中に申し訳ありませんでした)

 

この時,首輪にリードをつけておけば
よかったのですが,うっかりしていました。

首輪をつけてホッとしている間に,
その子は首輪をつけたまま
山に帰ってしまいました。

 

でもこれで,
もし捕まっても迷い犬扱いになり,
飼い主を探してもらうことができます。

 

誰かに捕まるより先に私が捕まえれば,
役所の人にそんな手間もかけなくていいので
頑張って捕まえよう!

 

数日後の11月21日夕方,餌を食べにきたところを
門柱に繋いだリードでカチリ。

 

戸惑って道路にへたり込んだその子を
横から押して,滑らせて庭に入れました。

 

門を閉め,ミルと同じ駐車場の柱に繋ぐと

ビックリ!

 

あんなに吠えていたミルが
大喜びで寄ってきて,
2匹で庭をクルクル跳ね回り始めました。

どちらも仲間に飢えていたようです。

 

この姿を見てしまったら,このデカい子を
飼わないわけにはいかなくなりました。

 

そんなわけで,

ラッキーという名前をつけ,
この子をウチに迎えることにしました。

 

 

と言っても,飼い主がいて,
この子を探している可能性もあります。

 

警察と町役場に保護していることを届け,
3ヶ月飼い主が出てこなければ
うちで引き取るという手続きを経て,
ラッキーは正式にうちの子になりました。

 

初めて庭で過ごす夜 おとなしいラッキーの意外な行動

 

庭にラッキーを引っ張り込んだ日の夜,
2匹がどう過ごしているのか気になって,
防犯カメラで時々確認していました。

すると,ちょっと
感動的なシーンを見ることができました。

 

11月21日,
夜はかなり冷え始めていました。

この辺はそろそろ雪がチラついても
おかしくない時期です。

 

駐車場の屋根の下には3枚の毛布が
敷いてありました。

ミルがいつもそのどこかで寝ているので,
ラッキーもどれか1枚使って
一緒に寝るだろうと思っていました。

 

でも,ラッキーは
どこで過ごしたらいいかわからないようで,
屋根もない庭の真ん中に
寝そべってしまいました。

それを見たミルが,
何度か話しかけるように傍に寄っていきます。

それでもそこで寝ようとするラッキー。

すると,
ミルが自分の毛布を咥えて
ラッキーのところに運んでやっていたのです。

それは,ミルが迷い込んで来た日に
私たちが最初にしてやった行動でした。

きっとミルは,
毛布をもらったことがうれしくて,
覚えていてくれたのでしょう。

私がラッキーに毛布を持って行かないから,
ミルが自分で運んで行ったのだと思います。

 

ラッキーは毛布が何かわからなかったのか,
最初の夜は毛布の上に乗ることはなく,
毛布の横で朝まで寝ていました。

 

そして,次の夜も庭の真ん中の同じ場所に
毛布を置いておくと,
初めて毛布の上でラッキーが寝ているのを
確認できました。

毛布の上に寝ると暖かいことが
分かったようなので,
今夜は屋根のある駐車場で
毛布の上に寝させよう。

3日目の夜は,
そう思って毛布を全部駐車場に
戻しておきました。

 

すると翌朝。

駐車場の屋根の下で,
3枚の毛布をすべてラッキーが
自分の周りに集めて敷き,

ミルは車の下にもぐって寝ていました。

 

え⁈

 

ラッキーって,ミルの優しさに,
こんな仕打ちで応える子なの?

 

次の章でお話しするエサ横取りの件もあり,
一抹の不安を覚えた瞬間でした。

 

その後も,
ラッキーのこのジャイアン的な性格は
時々顔を出します。

 

こんな時,
人間には全く歩み寄る気配のないミルが,
ラッキーに対しては腹を立てるでもなく,
黙ってすべて譲ってやるのです。

 

2匹のこの不思議な関係は,
しばらくそのまま続きます。

 

先住犬の方が上だということを
人間が教えてやらないといけないと
聞いたので,

エサをやるのは
必ずミルを先にするなどして,
徐々にわからせていくよう頑張りました。

 

この子も虐待されていた? 食べ物への執着と排泄の我慢

 

保護するまで,ラッキーは毎日
山から出てきて山に帰っていっていました。

だから,捨て犬かもしれないけれど,
野犬の可能性もあるかと思っていました。

 

でも,飼い始めてから,

もしかしたら,
この子も虐待されていたのでは?

と感じる行動が出てきました。

 

初めてミルと一緒に
エサを食べさせたときのことです。

 

2匹並んでいたので,
それぞれの前にひとつずつ
エサを入れた器を置きました。

 

その瞬間,

あのおとなしいラッキーが,
いきなり噛みつきそうな勢いで
ミルを激しく威嚇しました。

そして,先にミルの前にあるエサを
貪るようにガツガツ平らげ,
その後,落ち着いて
自分のエサを食べ始めたのです。

 

私もミルも,その様子を
呆然と見ているしかありませんでした。

 

ラッキー1匹に餌付けしていた時には,
こんなにがっつくことはなかったのです。

もしかしたら,この子は
複数の犬がいるときはこうしないと
十分なエサが食べられない環境に
いたのではないか?

そんな風に感じました。

 

それからは,
エサの時間は2匹を届かないくらい
遠くに繋ぎ,
別々に食べさせるようにしました。

 

それでもミルのエサが見えると
取りに行こうと暴れるので,
ドッグトレーナーさんに相談しました。

 

「1回吐くまで食べさせてください。」

言われた通り,
欲しがるだけエサをやってみました。

 

お米を計るカップで
まず2杯分のエサを入れ,
食べ終わったらまた1杯,
それも食べ終わったらまた1杯と足していき

8杯分のエサを食べ終わると,
9杯目を食べかけて
気持ちが悪くなったのか,
食べるのをやめました。

 

吐きはしませんでしたが,翌日下痢をして,
それからラッキーは
ミルのエサを奪おうとはしなくなりました。

 

 

もうひとつ,

ミルもそうなのですが,

オスなのに,片足上げて
マーキングをする習性がありません。

 

オシッコは,まとまった量を
座ってします。

 

メスでも足を上げてオシッコする子を
見たことがあるし,
オスでも座ってする子がいると聞きます。

 

でも,ボランティア等で
よそのワンちゃんのお散歩をすると,
たいていチョコチョコオシッコをしながら
歩いている気がします。

 

ラッキーもミルも,まともに
お散歩ができるようになった今でも,
座って1ヵ所でオシッコをしたら,
マーキングをすることはほとんどありません。

 

ラッキーは最近,たまーに
足を上げてマーキングする姿を
見せるようになりましたが,

ミルが片足上げてオシッコをする姿は
1度も見たことがありません。

 

散歩に行こうというと,
庭でしっかりオシッコをしてから
出かけることも多いです。

 

特にラッキーは,
1回のオシッコに1分近くかかることも
あります。

自由に庭でできるのだから,
そんなに我慢しなくてもよいのですが。

 

 

ラッキーのそんな我慢強さに気づいたのは,
飼い始めて間もない頃にした
去勢手術の時でした。

 

麻酔が切れたころ迎えに行ったのですが,
固まって,診察室から出ようとしません。

 

動かないラッキーを抱いたり
押したり引いたりして
病院の玄関を出た途端,
いきなりオシッコが出始めました。

 

しようとして始めたわけではなく,
我慢できずに漏らしてしまった感じでした。

 

いつ止まるのかというほどオシッコは
長く出続け,(多分1分以上)
アスファルトの駐車場に海ができました。

 

車に積んでいた新聞紙を
いっぱい使って吸い取り,
なんとか片づけましたが,
1回のオシッコの量ではありませんでした。

 

動けなかったのは,
オシッコを我慢していたからだったのかも
しれません。

 

 

これほど限界まで我慢するのは,
室内で飼われていた時に,
我慢のしつけがされていた
名残ではないでしょうか。

 

この様子から,
ラッキーは野犬が山で生んだ子ではないと
思うようになりました。

 

ミルには強引 でも人間には気を遣うんです

 

普段はおとなしいのに,
ミルに対しては強引な態度になるラッキー。

注意しながら見ていると,
もうひとつ,不思議な習性に気が付きました。

私に対しては異常に
気を遣っているようなのです。

 

 

ミルの人馴れの練習をしているときに
そのことに気づきました。

 

楽しく遊びながら距離を縮めようと,
ミルと鬼ごっこや綱引きをしていたのですが

鬼ごっこで逃げているミルの行く手を
ラッキーが塞いで,
私がミルを捕まえやすいように
しているのです。

 

綱引きのようにリードを引っ張り合って,
引いたら少しでもこちらに近づくようにと
練習しているときには,

ラッキーがミルと私の間に入って
リードを咥え,私の方に引き始めました。

 

さすがに弟犬にリードを引かれたのでは
ミルのプライドがつぶれると思ったので,
その遊びはそこで終わりにしました。

 

でも,この時,
ラッキーが私の手伝いをしようとして
いるのは間違いないと思いました。

 

出会って間もない私のことを
ラッキーがそこまで好きでいてくれるという
実感はまだない頃でした。

 

少しでも人間に気に入られなくてはいけない

 

そんな気持ちが
ラッキーの中にあったのでしょうか。

 

 

うちに来る前,山で暮らしていたラッキーは
よく庭の木や草を食べました。

 

私の腰くらいの高さだった南天の木など,
ガジガジと齧り,あっという間に
根元までまるごと食べてしまいました。

犬の身体によくないと書いてあったので
止めようとしましたが,無理でした。

 

体調を崩さないか心配で
気をつけて見ていると,
木の幹が折り畳んだようになって
糞と一緒に出ていました。

とりあえず,大事はありませんでした。

 

 

他にも,動物の身体に悪いつつじなど,
庭にはたくさんの木があります。

それも時々食べていましたが,
こちらが心配するほどの体調不良は
起こしませんでした。

 

 

草を食べたときにはよく吐きますが,
これはよそのワンちゃんでも時々聞くので
そんなに心配しないようにしています。

 

 

また,ラッキーは
よく庭に穴を掘ります。

掘ったところに口を突っ込み,
土も食べているかのようです。

土の中にある食べ物を探しているのか,
掘ることで詰めを研いでいるのか,

とにかく,庭が穴だらけになりました。

 

 

これらのラッキーの行動は,
山で暮らしていた時の習慣が残っているのも
確かだと思いますが,

私が庭の草を取ったり,
リードが絡まる木を根元から掘り返して
処分したりしている行動を見ていて,
お手伝いしようとしているとも
考えられます。

 

人と会話ができない犬たちの行動の理由は
わかりませんが,

もしかしたら私のためかもしれないと思い,

「大丈夫。しなくていいよ。」

と話しかけてみています。

 

こちらの気持ちもまた,
うまく伝わらないもどかしさはありますが。

 

動くものは捕まえる! 猟犬の血が入っている?

 

ラッキーは動くものに素早く反応し,
捕まえようとします。

猟犬の血が入っているのでは?
と言われます。

 

 

ラッキーはすぐにお散歩が
できるようになったので,
まだ散歩できないミルを置いて
ラッキーだけ毎日お散歩に
連れて行っていました。

 

出かけてから帰るまで,
ミルがずっと吠え続けます。

近所迷惑になるのであまりゆっくりは
できません。

庭から見える範囲をくるりと
散歩して帰ります。

 

 

ラッキーは
散歩中に何か気になるものを見つけると
突然走り出します。

引きずられて怪我をしたことも
一度や二度ではありません。

ちょっと大袈裟ですが,
飼い始めた頃のラッキーのお散歩は
命がけのような感じでした。

 

 

そんなある日,川沿いの歩道で
鳥の雛がバタバタしていました。

こんなところに?

と思った瞬間,
ラッキーが雛の首をガブリ。

 

慌てて放させたけど,駄目でした。

庭に連れて帰り,丁寧に埋めて,
手を合わせるしかありませんでした。

とてもショックな出来事でした。

 

 

時々庭で日光浴をしていた猫たちも
ラッキーの被害に遭いました。

 

ラッキーのリードが届かないところで
日光浴をしていたルナ。

そろそろ部屋に戻そうと
抱いて玄関を入ろうとしたところ,

アレ?
動けない。

ルナが鳴くので見ると,
ルナのしっぽにラッキーが噛みついて
引っ張っています!

「やめなさい!」

放させたけど,まだ進めない。

 

見ると,今度はラッキーが
ルナの後ろ脚に噛みついています!

慌ててラッキーを振り払い,
玄関のドアを閉めました。

 

血が出ていなかったので
本気で噛んではいなかったと思いますが,
冷や汗が出ました。

 

 

チャーとサラを庭に出した時も。

 

サラを先に連れて入って
チャーを迎えに行くと,
リードをいっぱいに張ったラッキーが
チャーを抑え込んでいて,
チャーが鳴きながらジタバタ!

 

すぐに追い払ったけど,
チャーは生きた心地がしなかったに
違いありません。

 

 

ミルはルナと仲良くしたがるのに。

ラッキーは他の動物との同居が
難しいと感じます。

 

しっかり教えてやれば
変わる日が来るのでしょうか。

 

西日本豪雨災害時のラッキー ストレスが極限に

 

西日本豪雨災害の時のことは
こちらに詳しく書いています。↓

https://d-marron.com/heavyrain

2018年7月6日。

犬たちのいる庭が泥水の流れる川になり,
この雨は普通ではないと判断したとき,

私は自分の軽自動車にラッキーと
猫のチャーを乗せ,

首輪がなくてどうしても車に乗らないミルを
泣く泣く庭に残して車を出しました。

 

その夜は近くの道の駅の駐車場で車中泊。

 

翌日家に帰ってみると,
ミルは無事でした。

再会をした2匹はとても嬉しそうでした。

車の中にいるのもストレスのようなので,
ラッキーも庭に戻しました。

 

 

雨は小降りになっても,
水を含んだ土砂がいつ崩れてくるかと不安で
まだ家に戻る気にはなりません。

 

犬たちが本能で危険を察知して
逃げれるように門を少しだけ開け,
私は庭が見える安全なところに車を停めて
過ごしました。

 

その生活を3日過ごし,
引っ越す決意をします。

 

ラッキーはストレスが限界のようで,
庭から抜け出して
近所の畑で転げまわって暴れだしました。

早くなんとかしないといけません。

 

 

11日には新しい住処が決まり,
ラッキーはすぐそちらに連れて行きました。

新居には広い地下室と,
そこに出入り自由な裏庭があります。

 

地下室は夏でも外より涼しいから
いい環境だと思いましたが,

ラッキーは暗い地下室が怖いようで,
ミルが来れるまでのひと月半,
ずっと裏庭の木の陰で過ごしていました。

特別暑い夏で,
この地域では珍しく熱帯夜が続きました。

 

台風が来た夜は,ラッキーを
裏庭に置いておくわけにいかないので,
1階の土間につれて上がりました。

そこはエアコンがなく,
締め切ると熱中症になりそうだったので,
土間の引き戸を少し開けて風を通しながら
一晩中一緒に起きていました。

慣れない環境の上に怖い台風が来て,
ラッキーはまた
かなりストレスを溜めているようでした。

 

1ヶ月半かかった引っ越しが終わり,
4人がかりでミルを捕まえ連れてきた時は
ラッキーも嬉しかったようです。

2匹一緒なら地下室に入ることもできて,
ちょっと落ち着いて生活できるように
なりました。

 

 

引っ越し後のラッキー

 

新居は近所に犬を飼っているおうちが多く,
犬に理解のある場所でした。

犬を連れて散歩している方たちが
2匹によく声をかけてくださいます。

 

ミルは他のワンちゃんとの
コミュニケーションが全く取れませんが,
ラッキーは挨拶くらいはできます。

でも,すぐ興味がよそに行くようで,
向こうのワンちゃんが遊ぼうと誘っても
挨拶がすむとすぐそっぽを向いてしまいます。

 

うちの子たちは,
どちらもコミュニケーションが下手です。

 

 

新しい場所が珍しいのか,
ミルは遠くまで散歩したがりました。

でも,ラッキーはあまり遠くには
行きたくないようです。

 

そんな様子を見ていると,
もしかしたらミルよりも
ラッキーのほうが年上の可能性がある?

と思うことがあります。

 

 

最初は食べ物に執着したラッキーですが,
今は与えたエサを全部食べ切ることが
少なくなりました。

 

でも,体重は測るたびに増え,
今は25㎏くらいあります。

 

出会ったときから
6㎏くらい増えていますが,
ラッキーの体長からみると
これが普通なのだと病院で言われました。

 

ここに引っ越してきたころはまだ
毛の上からでも
あばら骨の形が見えていたので,
やせ過ぎだったみたいです。

 

今でもミルが残しているエサを
こっそり食べていることはありますが,
奪って食べるようなことはなく,
いい子になりました。

 

この子たちの状況を考えて,
あまりたくさんのことは教えませんでしたが

ラッキーは今
「お手」と「お座り」はできます。

 

 

引っ越し後,2匹ともストルバイトができ,
治ってからもずっと予防用のエサを
食べさせなければならなくなりました。

経済的には厳しいですが,
2匹には長生きしてほしいです。

 

できれば,ラッキーにはミルより後まで
生きていてほしいと思っています。

 

ラッキー大好きなミルが
寂しがる姿を見たくないし,

ミルとだけ過ごした時間は4年間も
あったけど,
ラッキーとだけ過ごした時間はまだないので
そういう時間も少しほしいと思うからです。

 

懐かないミルのために
飼うことになったラッキー。

あなたはあなた1匹でも,
私にとって大切な存在なんだよと
ちゃんと伝えたいと思っています。