レイ 避妊手術したのに発情期がくる 雑種猫 メス 2019~

 

レイ

 

2019年 夏,

里親さん探しを手伝っていて,
東京の人に引き渡すまで
一時的に預かる予定で連れて帰った子です。

 

里親さんの心変わり?で
そのままうちに残ることになりました。

 

 

レイを迎えに行った日に
ミーシャが私の膝で寝初め,

もう2度と猫は飼わないという
決心が覆りました。

もう一度猫のいる生活に戻るきっかけを
レイが作ってくれたのです。

 

実はこの子,  とても運の悪い子でした。

1歳までに避妊手術をしたのに,
その後も3週間に一度,
発情期がめぐってきます。

 

めったにないことらしく,
病院で相談してもどうにもなりませんでした。

 

本人もとても大変そうだし,
周りの私たちも,
それに付き合うのはかなり疲れます。

なんとかしたいと
色々調べているところです。

 

 

初対面の人にもすり寄っていく,
甘えん坊で人間好きのレイ。

 

レイとの出会いから今までをお話しします。

 

 

もう一度 猫との暮らしを味わいたくて

 

2019夏

 

「仔猫がたくさん生まれて,
飼い主を探している人がいるから,
手伝ってもらえないか」

 

知り合いから連絡がありました。

 

私自身は2017〜2018に
長く飼っていた3匹の猫を次々に亡くし,
2度と猫は飼わないと決めていました。

 

当時55才という私の年齢では,
これから仔猫を飼い始めたら,
最後まで面倒を見ることができない
可能性も高いと思っていたからです。

 

仔猫たちが幸せになるならと,
お手伝いだけさせてもらうことにしました。

 

まず,どんなネコちゃんがいるのか,
できるだけたくさん
写真を送ってもらいました。

 

そして,その写真を
猫を飼ってくれそうな人や
顔の広い知り合いなど,
たくさんの人に送りました。

 

東京にいる娘も協力してくれて,
まず1匹,地元の友達の実家に
ご縁を作ってくれました。

 

そして,また娘の友達から
引き取りたいという人を
紹介してもらいました。

今度は東京の人です。

 

写真を見て,

「この子がいい。」

と言われたのがレイでした。

 

 

私はもう仔猫を飼うことはできないけれど,

この機会に何日かでも
仔猫と暮らせたら嬉しいな。

 

そう思い,娘が帰省する日まで
この子をウチで預かることにしました。

 

 

8月25日

その子を迎えに行きました。

 

たくさんの仔猫たちの中でも,
特によく抱っこをねだる
甘えん坊のその子のことを,

飼い主さんは特に気にかけて
いらっしゃるようでした。

 

大切にお預かりして,
無事に里親さんにお渡ししなければ。

気が引き締まる思いでした。

 

その日に
私が一目ぼれしていたミーシャが
膝に来て寝初め,
もう一度私も猫を飼うことになりました。

 

生まれたお家で最後の食事。

 

そして2匹を別々のケージに入れて
車に乗せ,帰途につきました。

 

そうして,私はしばらく
2匹の仔猫と暮らすことになったのですが…

 

2匹は母親が違って,
元のお家では別の部屋で過ごしていました。

 

そのため,
1つのケージに入れようとすると
激しいケンカになります。

 

少しの間と思ったけれど,
もうひとつケージを買いに走り,
しばらく二段重ねで別々に過ごさせました。

 

ケンカばかりするのだけど,
不思議とシンクロしている2匹。

見えてもいないのに同じ格好で寝る2匹

この頃のことは
ミーシャのページに詳しく書いています。

https://d-marron.com/misia

 

 

生まれたお家では,
この子はレイちゃんと呼ばれていました。

 

ウチにいる間はどうしよう。

 

里親さんに名前を付けてもらって
その名前で呼ぶことも考えました。

 

でも,

最初にその名前で呼ぶのは
やっぱり里親さんでしょう

 

ということで,

ウチにいる間は
元のお家で呼ばれていた名前のまま,
レイちゃんと呼ぶことにしました。

 

 

都会の猫になるはずだったけど

 

レイちゃんを預かって3週間後,

レイちゃんを東京に連れて行くことと
ミーシャに会うことを目的に,
娘が東京から帰ってきました。

 

里親さんには時々ウチでの様子を
写真で送り,喜んでもらっていました。

 

優しい里親さんと
東京で幸せになるんだよ!

 

ところが…

明日東京に旅立つという晩のことです。

ケージにトイレシートを敷いたり,
エサや水入れを準備したりして,

すっかり長旅の支度がすんだ頃,

 

「里親さんと連絡がつかなくなった。」

と娘。

 

電話しても着信拒否されていて,
引き渡しができそうにないというのです。

 

一体何が起こったのでしょう?

心変わりでしょうか?

 

 

でも,東京に着いてから
里親さんの気が変わっていたら,

捨てられて野良猫になり,
命を落としていた可能性もあります。

 

家を出る前の心変わりでよかった。

レイはそのままウチに残ることになりました。

 

本格的にミーシャと一緒の生活が始まる

 

それからしばらくは結構大変でした。

 

レイちゃんが東京に行くまでだからと,
一時的に対応していたものを全部
ずっと生活できるように
切り替えないといけません。

 

 

ケージ2段重ねの生活も大変。

 

仕事に行ってる間
何かあってはいけないので,
必ずケージに入れて出かけます。

 

ミーシャの小さいケージには
トイレも入らないから,
座布団に排泄させて,
2枚を入れ替えて毎日手洗いしていました。

 

3週間だからと頑張っていた私の心の糸も
切れそうになっていました。

 

 

以前住んでた家に置いてある大きなケージに
一緒に入ってくれたらいいのだけれど。

 

でもやはり,2匹の関係が最悪で,
一緒のケージどころか,
同じ部屋に放しておくのもマズい状態。

 

見ているこちらも辛いので,
引き取ってくれる人を探した時期も
ありました。

 

 

でも,そうしているうち,
気づいたらいつの間にか
お互いに毛づくろいをするほどの
仲になっていたのです。

 

2匹の間に何があったのか,
全くわかりません。

特にコレというきっかけは
なかったと思います。

 

理由なんてどうでもいいですよね。

とにかく,2匹が仲良くなったことが
涙が出るほど嬉しかったです。

 

 

その様子を見てすぐ,
大きなケージを運んできて
2匹一緒の生活が始まりました。

 

それからはずっと
一つのケージで仲良く暮らしています。

 

 

避妊手術をしたのに 発情期が3週間に1度やってくる!